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2017年11月8日

篠田神社・・・中井権次一統の足跡を巡って・・・京都府綾部市篠田町宮ノ下

京都府綾部市にて中井権次一統の足跡を巡っています

京都府綾部市篠田町宮ノ下6-1、篠田神社、拝殿・・・中井権次一統の足跡なのです
そして、本殿(室町時代)が、京都府指定文化財なのです

府道494号を東へ・・・篠田神社に到着
ええぇ・・・わぉ! 
石造鳥居が・・・台風21号の被害や! こりゃ、ひどいなぁ・・・(>_<)

右手のスギが根こそぎ倒壊している
・・・見ていると、近所の方が軽トラで・・・「黄色の線内には入らないように」と!
エライ事ですね!
「スギが倒れ、高圧線がクッションになったらしい」・・と!
社殿は大丈夫でしたか?
「おおぉ、大丈夫じゃ・・」ってね!!
無残にも・・神額です   KEEP OUT POLICE 京都府警

志賀の七不思議と「竹の子さん」の縁起

志賀の七不思議と「竹の子さん」の縁起
~その縁起 ~
 今からおよそ1400年前の崇峻天皇の頃、大和朝廷は国の中心勢力を固めるため、金丸親王を遣わし、丹波の国々の地方豪族を征伐することになりました。
すさまじい戦いに悪戦苦闘の末、ようやく丹波の国々を平定した金丸親王はおおいに喜び、これ一重に神仏のおかげによるものと、丹波の国々に七仏薬師如来を納め、国家の安泰を祈りました。
 また志賀の里の「藤波」「金宮」「若宮」「諏訪」「向田:後の篠田」の五つの社を厚く信仰されたということです。  
親王の子孫、金里宰相は、この五社の大明神に千日参りをされ、これを記念して藤波大明神には「藤」金宮大明神には「茗荷」若宮大明神には「萩」諏訪大明神には「柿」向田大明神には「竹」をお手植えされ、国家の安泰と子孫の繁栄を祈願され、このことを大和朝廷に報告されました。  
この時以来、この志賀の里にいろいろ不思議な奇瑞があらわれるようになったということです。  
なお、この五社のほかに、向田の「しずく松」「ゆるぎ松」にも同時に不思議な霊験があらわれ、これらをあわせ「志賀の七不思議」として今に語りつがれています。
その奇瑞  篠田神社=向田大明神の「竹の子さん」  毎年旧暦の正月四日になると、日の出より八時までの間に、神殿裏の「御ミノシベ」と呼ばれる竹林から、竹の子が三本出るのです。  
これを神前に供え、その竹の子の出る場所、その育ち具合いから、その年の稲作の早稲(ワセ)中稲(ナカテ)晩稲(オクテ)の吉・凶を占うのです。  
この神事は、今も新暦の2月4日に「筍祭 祈願祭」として行われ、地元の人からは「タケノコさん」として親しまれています。  
つい最近まで、氏子の人、数人が三日間、籠堂に泊まり、日に三度づつ氷のように冷たい篠田川の水を浴び、行をとってきましたが、今は取り止めになっています。
是非一度、節分の日に、お詣りください。・・・志賀郷公民館

・・・案内板より引用

黄色の線内には立ち入らず、街灯の蛍光灯などが散乱した石段を上がります
・・・広い境内です・・・

拝殿
・・・唐破風、向拝の彫刻こそ、中井権次一統の足跡です
兎の毛透し、鳳凰、美しいです
志賀の七不思議と「竹の子さん」の縁起に・・・
・・・だから、 「タケノコ」の彫刻ですね・・・(*^_^*)
上を睨む龍
・・・目尻?に朱色が残っていますね・・・
木鼻・・唐獅子と漠


刻銘・・・丹波柏原 彫師 和久定吉 正則
・・・八代目、中井権次橘正胤の相方、和久定吉 正則の傑作と・・・丹波新聞、中井一統の技より引用

京都府指定文化財 篠田神社本殿 室町時代 永禄九年(1566)
・・・後の石燈籠には、元文四年(1739)と読める・・・
御祭神:大国主命  五間社流造・銅板葺

室町時代の五間社流造・・・

現本殿は室町時代の様式をもち、山家藩の記録には、永禄九年(1566)再建と記した棟札があるとしている。
大正十一年(1922)に現拝殿の位置から全体の形状を損なうことなく移築改修されている。
屋根葺材及び小屋根材の一部、向拝部分(組物を除く)、繋虹梁、縁廻りなどに取替材がみられるものの、当初材がよく残っている。
丹波地域に残る室町時代の神社建築の遺構は、いずれも保守的な形式技法を踏襲している。
当本殿でも、装飾として手挟み4組を置くだけである。
また、室町時代の五間社の神社本殿遺構は府内で他に一棟しか確認されておらず、当本殿のもつ価値は高い・・・綾部市資料館より引用


神殿裏の「御ミノシベ」と呼ばれる竹林

毎年旧暦の正月四日になると、日の出より八時までの間に、「御ミノシベ」と呼ばれる竹林から、竹の子が三本出るのです。
 これを神前に供え、その竹の子の出る場所、その育ち具合いから、その年の稲作の早稲、中稲、晩稲の吉・凶を占うのです・・・案内板より引用

こうしてみると、拝殿周り、境内には、台風21号で、吹き飛ばされた、小枝、葉が散乱してますね

      拝殿前から境内を望む・・・右、社務所

降りましょう・・・しかし、無残な姿です・・・一日も早い修復を願うばかりです
先ほどの「阿須々伎神社の覆屋の上への倒木も、台風21号の被害は、これで、二社!
いままでは、参道に小枝、葉が散乱しているだけでしたが・・・

斜面に立つ、スギって、思ったより、根は張っていないのですね・・・ちょっと、驚きです

志賀の七不思議、五社あるようです
では、後日、残りの三社、参拝してみましょう
柿の諏訪神社、萩の若宮神社、藤の藤牧神社・・と、ある

・・・楽しみです!






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